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Salesforceが
もっと便利に。
AppExchange(アップエクスチェンジ)

ついてわかりやすく解説

作成日 2023年9月11日
更新日 2023年9月11日

Salesforceがもっと便利に。AppExchangeについてわかりやすく解説

Salesforceで利用できるアプリケーションを提供しているマーケットプレイスを「AppExchange(アップエクスチェンジ)」と言います。またAppExchangeで提供されているアプリケーションも含め「AppExchange(アップエクスチェンジ)」と総称することもあります。

まずはAppExchangeについての基本知識や、導入することで何ができるのか具体的にご紹介します。

Salesforce AppExchange(アップエクスチェンジ)について

Salesforce上で利用することができるアプリケーションです。
iPhone(iOS)であればAppStore、AndoroidであればGooglePlayストアで、使いたい機能を持ったアプリケーションを誰もがインストールしたことがあるはず。

AppExchangeも同様にSalesforceにインストールすることで必要な機能を追加して拡張するためのアプリケーションなのです。

スマートフォンにインストールしているアプリが人ぞれぞれでまったく異なるように、Salesforceも三者三様です。Salesforce最大の長所は拡張性の高さ。自社の課題や運用に合わせて機能を追加していくことで100社あれば100通りの使い道があると言えます。

Salesforceを使いはじめた最初の段階は必要最低限の機能だけのいわば「まっさらな状態」です。新品のスマートフォンを購入したら、まずは自身の日常生活で役に立ちそうなアプリケーションをインストールします。同様にSalesforceも用途に応じて必要な機能をインストールすることがはじめの一歩。Salesforceの真価を発揮するためのアプリケーションは数多く用意されているのです。

アプリケーションを利用することでさまざまなメリットをもたらしてくれます。そのためには自社の課題に合ったアプリケーションを選ぶことがもっとも重要です。

まず最初にアプリケーションを利用するメリットとはどのような点にあるのか見ていきましょう。

AppExchange(アップエクスチェンジ)を利用するメリット

1.開発不要ですぐに使える

Salesforce上に機能を追加するには専門の知識を持ったエンジニアが設計し開発する必要があります。しかし多くのアプリケーションはインストールするだけで機能が利用できるものがあります。

専門的な知識がない場合もカンタンに利用することができる点も大きなメリットです。またアプリケーションの提供元のベンダーが問題なく使い続けられるようしっかりとアップデートしていることも利用するうえで安心です。一方で自社で開発した場合は将来的に必要になるメンテナンスについても事前に考慮することが必要です。

2.コストを抑える

アプリケーションをインストールして利用する場合も当然コストはかかります。では必要な機能を0から開発する費用と比較したらどうでしょうか。

社内リソースで対応するのか、外注するのか、またその機能の開発規模にもよるところですが往々にして費用は高額になりがちです。先述の通り開発して終わりではなくメンテナンスに関わるコストも含め検討すべきです。

Salesforceでよく使われる機能はすでにアプリケーションが用意されています。まずは一度要件に合ったアプリケーションが提供されているか確認してみるとよいでしょう。

AppExchange(アップエクスチェンジ)の探し方

具体的にはどのようなアプリケーションが提供されているのでしょうか。SalesforceのAppExchangeストアにアクセスしてみましょう。メニューには「業界別」「業種別」とカテゴリが分かれています。

Salesforceがもっと便利に。AppExchangeについてわかりやすく解説

Salesforce AppExchange はこちら

「業界別」であれば自社が属する業界を選択すると、似たような課題に対するソリューションを見つけることができるでしょう。一方「業種別」はSalesforceの利用シーンから業務効率化に役立つアプリケーションを探す形となります。

■ 業界別

  • 製造
  • 小売・消費財・食品
  • 金融・保険
  • ビジネスサービス
  • メディア・コミュニケーションズ
  • ヘルスケア・ライフサイエンス
  • 公共機関
  • 建設・不動産
  • 教育
  • 旅行・交通・運輸サービス
  • NPO
  • IT・ソフトウェアサービス
  • Marketing Cloud
  • Commerce Cloud
  • その他

自社と同じ業界を選択することでよくある課題と解決という視点でアプリケーションを探すことができます。また「保険代理店向け」や「介護事業者向け」など業界特化型のアプリケーションもあるので一度こちらも確認してみるとよいでしょう。

■ 業種別

  • セールス
  • カスタマーサービス
  • マーケティング
  • コラボレーション
  • アナリティクス
  • 人事・会計・ERP
  • 資産・設備管理
  • 情シス・システム管理者
  • 帳票・ファイル管理
  • 開発・データ連携
  • 生産性向上ツール

実際の業務内容に照らし合わせて探すことができます。このようにビジネスのあらゆるシーンで活用できることがわかります。自社でのSalesforceの用途を選択してどのようなアプリケーションがあるか確認していきましょう。

アプリケーションについて

社内でSalesforceの利用目的に応じて必要なアプリケーションはさまざま。例えば営業活動でSalesforceを利用している場合はどのようなアプリケーションを導入できるでしょうか。

  • 名刺スキャンアプリ

    カメラで名刺をスキャンしてOCRで内容をデータ化します。Salesforceのリード情報と紐付けされる機能で入力の手間を削減できるアプリケーションです。

  • 日報管理

    取引先情報にひとつづつ1日の行動を入力するのはかなりの手間です。そこでアプリケーションを利用して1つの画面でまとめて入力できるようにした機能を使うことができます。

  • 電子契約

    取引先との契約のステップをSalesforce上で管理できるアプリケーションです。メールや別ツールに分散していた作業を一元化することで社内フローの効率化に役立ちます。

  • 帳票管理

    商談や取引先などの情報と請求書の情報を紐付けて管理。社内で煩雑になりがちな部署をまたぐ承認プロセスもSalesforce上で確認できます。バックオフィスのシステムがバラバラで分断されていた情報を一つにまとめるアプリケーションです。

これらの機能を持ったアプリケーションはApp Exchange上でインストールできるものの一部です。アプリケーションに共通するのはいずれもビジネスシーンでよく陥りがちな問題に対するソリューションが反映されているということです。ご自身の業務や社内フローで一つは思い当たるふしがあるのではないでしょうか。

営業活動に限らず幅広い業務領域で効率化に役立つアプリケーションと組み合わせることでSalesforceの機能を最大化できると言えるでしょう。

Salesforceはアメリカで開発されたシステムなので日本国内で利用する場合にはビジネスの細かい場面で行き届かない機能があるのが現状です。足りない機能はアプリケーションを利用することでうまく補完する。Salesforceはそんな前提に基づいています。いわば「余白」を残していることが日本だけでなく世界中でシェアを広げているSalesforceの強みであるかもしれません。

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現在公開されているアプリケーションは300以上

AppExchange(アップエクスチェンジ)パートナーについて

AppExchangeパートナーとはマーケットプレイスでアプリケーションを提供しているベンダーのこと。ストア内のベンダーはすべてAppExchangeパートナーです。Salesforceの審査を通ったアプリケーションのみがAppExchangeストアに登録・提供することが可能です。

ベンダーはアプリケーションの登録にあたって、さまざまな機能の検証を行った上でSalesforceに申請を行っています。そしてSalesforceの審査を経てストアに登録が可能となるのです。Salesforceによりクオリティの担保はされているため安心して利用することができます。

ただしアプリケーションをインストールしたものの想定していた機能が搭載されていなかったとならないよう事前に確認するようにしましょう。要件に合致する機能を提供するベンダーが見つかったらまずは問い合わせしてみることをおすすめします。

またアプリケーションには対象となるエディションが設定されています。自社で利用中のSalesforceのエディションを確認しておきましょう。

■ エディション

  • Essentials
  • Professional
  • Enterprise
  • Unlimited
  • Performance
  • Force.com
  • Developer

ベンダーによっては実際の機能を一定期間、試すことができるトライアル利用できたり、初期設定の無料サポートを利用できるサービスを用意している場合があります。アプリケーション選定の際には積極的に利用しましょう

まとめ

ここまでSalesforceのAppExchangeについて解説してきました。「現在Salesforceを検討している」「まだ導入したばかりで社内に浸透していない」などフェーズはさまざまかと思います。

Salesforceを業務の中心に据えて利活用を進めるにはどうすればいいのでしょうか。これまで見てきたように最大のポイントは目的に合ったアプリケーションを選定して導入することです。その際には課題に応じて複数のアプリケーションを組み合わせる場合もあることでしょう。

Salesforceというツールの特性上、その機能をいかんなく発揮するには利用者が自社に合わせた形へさまざまにカスタマイズすることが求められます。そんな中アプリケーションをインストールするだけで機能を拡張できることは最大の利点です。

常にさまざまな要因に適応することが求められスピードが加速するビジネスシーンにおいてAppExchangeの導入は大きな武器となりうるでしょう。

Salesforceの機能を最大化するためにもAppExchangeでアプリケーションの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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アンケートとSalesforceをつなぐことで営業活動のさまざまな場面で活用いただけるアプリケーションです。

この記事のライター

スマサーコラム編集部

スマサーコラムはセルフ型セルフ型アンケートツールsmilesurvey(スマイルサーベイ)を活用した、リサーチに関する情報や課題解決に役立つコンテンツを発信しています。

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