Salesforceには標準機能として「Salesforce Surveys(セールスフォース サーベイ)」が用意されています。Salesforce上でアンケートを作成し、顧客や取引先に対して回答を依頼できる機能です。
回答結果はSalesforce上の顧客データに紐づけて管理ができるため、顧客満足度調査やNPSアンケートなどを実施した後のフォロー施策にもつなげやすい点が特徴です。外部ツールを使わずにアンケート運用ができるため、Salesforceを活用している企業にとっては便利な選択肢のひとつといえるでしょう。
一方で、回答形式やアンケートの配布方法には一定の制限があり、用途によっては「自由に設計しづらい」「運用しにくい」と感じるケースもあります。
本記事では、Salesforce Surveysでできること・できないことを整理しながら、どのような企業であればSurveysでも十分に運用できるのか、さらにSalesforce連携アンケートツールを検討すべきケースについても解説します。
Contents
Salesforce Surveysとは?
Salesforce Surveys(セールスフォース サーベイ)は、Salesforce上で利用できるアンケート機能です。Salesforceに登録されている顧客情報や取引先責任者などに対して、アンケートを配信し、回答を収集することができます。
通常、1,000件までの回答であれば無料で利用できますが、それ以上の回答を集める場合は追加費用が発生します。
追加分は「Survey Response Pack」として提供されており、1,000件ごとに約300ドル(約4〜5万円前後)が目安です。
回答結果はSalesforceのデータと紐づけて管理できるため、アンケートを「実施して終わり」にせず、その後のフォロー施策や分析にも活用しやすい点が特徴です。たとえば、顧客満足度調査を実施した後に、回答内容に応じて担当者がアプローチしたり、NPSのスコアをもとに改善活動につなげたりといった運用が可能になります。
Salesforceをすでに導入している企業であれば、追加の外部サービスを利用せずにアンケート機能を取り入れられるため、手軽に始めやすい選択肢といえるでしょう。
Salesforce Surveysでできること
Salesforce Surveysでは、Salesforce上でアンケートを作成し、顧客や取引先に対して回答を依頼することができます。回答結果はSalesforceの顧客データとあわせて管理できるため、アンケートを業務プロセスに組み込みやすい点が特徴です。
ここでは代表的な活用例を3つご紹介します。
顧客アンケート
顧客満足度調査やサービス利用後のフィードバック収集など、顧客向けアンケートに活用できます。Salesforceに登録された取引先や取引先責任者に対して配信できるため、回答内容をもとにしたフォロー施策にもつなげやすくなります。
NPS
NPS(ネットプロモータースコア)調査を行うことも可能です。「このサービスを他の人に勧めたいと思いますか?」といった質問を通じて顧客ロイヤルティを可視化し、改善活動に役立てることができます。
あわせて読みたい:[NPSの計測方法とCS(顧客満足度)調査との違い]
回答後のフォロー運用
集めた回答はSalesforce上で収集・管理できるため、顧客情報と紐づけた分析が可能です。回答後に担当者へ通知したり、フォロータスクを作成したりといった運用にもつなげられるため、回答結果をそのままアクションに活かしやすい点もメリットです。
Salesforce Surveysでアンケートを作成する流れ
Salesforce Surveysでアンケートを作成する手順は以下の通りです。
- 1,新規アンケートを作成する
Surveys機能から新規アンケートを作成し、タイトルや説明文を設定します。 - 2,設問内容を追加する
選択式や記述式などの設問を登録し、アンケートを設計します。 - 3,配信方法を設定する
メール送信やリンク共有など、回答依頼方法を選びます。 - 4,対象者にアンケートを送付する
Salesforce上の顧客や取引先データに対して、アンケートを送付します。 - 5,回答を収集・確認する
回答結果はSalesforce上で確認でき、顧客情報と紐づけて管理が可能です。 - 6,回答後のフォロー施策につなげる
回答内容に応じてアプローチを行ったり、タスクを作成したりすることもできます。
このように、アンケートの作成から回答管理、フォロー施策までSalesforce上で完結できる点が最大の強みです。一方で、用途によっては運用面で制限を感じるケースもあります。
Salesforce Surveysの弱点
Salesforce SurveysはSalesforce上で手軽にアンケートを実施できる便利な機能です。
ただし、用途によっては運用面で制限を感じるケースもあります。
特に以下の点は、事前に把握しておくと安心です。
回答形式が限定される
Salesforce Surveysには、単一選択や複数選択、選択リストなど基本的な回答形式が用意されています。
シンプルなアンケートであれば問題ありませんが、複雑なアンケート設計を行いたい場合は物足りなく感じることがあります。
デザイン自由度が限られる
アンケート画面のデザインには一定の制約があります。
回答ページを企業やブランドに合わせてデザイン調整したい場合には、希望に沿わない可能性もあります。
Salesforce外での運用が難しい
Salesforce上で完結する仕組みになっており、外部システムとの連携には一部制限があります。
すでに利用中のシステムと組み合わせて運用したい場合は、事前に確認しておくことが重要です。
このように、Salesforce Surveysは手軽に始められる一方で、より自由度の高いアンケート設計や大規模な運用を行いたい場合には課題が出てくることがあります。
そのため、用途によってはSalesforceと連携できる外部連携アンケートツールの活用も検討するのも良いでしょう。では、Salesforce Surveysだけでも十分に運用できるのはどのようなケースなのでしょうか。
どんな企業や目的ならSalesforce Surveysで十分?
Salesforce Surveysは手軽にアンケートを始められる便利な機能です。
以下のような企業や目的であれば、標準機能だけでも十分に活用することができます。
【企業の特徴】
・小規模にアンケート運用を始めたい場合
例:回答数がそこまで多くなく、シンプルな調査を実施したい場合
・社内でSalesforceを中心に活用している企業
例:従業員満足度調査や社内改善のヒアリングを行いたい場合
【目的(利用シーン)】
・基本的な設問形式で完結するアンケートを実施したい場合
例:サービス利用後の満足度調査、イベント参加後のフィードバック収集など
・問い合わせや商談後のフォロー調査を手軽に行いたい場合
例:対応品質の確認や簡易アンケートをすぐに実施したい場合
このように、Salesforce Surveysは「手軽にアンケートを実施したい」という企業に向いています。
その一方で、さまざまな回答形式を利用してアンケートを作成したい場合や、大規模な顧客に向けて配布をしたい場合には、Salesforceと連携できる外部連携アンケートツールの活用が必要になることもあります。
では、Salesforce Surveysと外部ツールでは具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
Salesforce Surveysと外部連携ツールとの違い
ここでは、手軽にアンケートを実施できるSalesforce Surveysと、本格的に運用したい場合に活用できる外部アンケートツールの違いを整理します。
設問設計や回答形式の柔軟さ
Salesforce Surveysは基本的な設問形式に対応しており、シンプルなアンケートを実施する場合には十分です。
一方で外部アンケートツールは、より多彩な回答形式や分岐設定などができ、複雑なアンケート設計にも対応しやすくなります。
デザインや配布方法の自由度
Salesforce Surveysは手軽にアンケートを作成できますが、回答画面のデザインには一部制限があります。
その点、外部アンケートツールを使えば、ブランドや企業イメージに併せた画面作りができ、統一感のあるアンケート作りが可能です。
またSalesforce Surveysはアンケート配布方法がメール配信などに限られている一方で、外部連携アンケートツールであればQRコードやWeb埋め込みなど、より柔軟な運用も選択できます。アンケートの目的や運用規模に応じて、Surveysと外部ツールを使い分けることが重要です。
自社にマッチするツールをお探しの場合は、こちらの[Salesforce連携ツールの選定基準]を参考にしてみてください。
まとめ
Salesforce Surveysは、Salesforce上で手軽にアンケートを作成・配信できる便利な標準機能です。小規模な顧客アンケートや社内向け調査であれば、Surveysだけでも十分に活用できるケースがあります。
一方で、回答形式の幅を広げたい場合や、配布方法・デザインの自由度を高めたい場合には、外部アンケートツールを活用することでより柔軟な運用が可能になります。
たとえば「smilesurvey」では、Salesforceと連携しながらアンケートを本格的に運用できる機能を備えており、23種類の設問パーツを使った柔軟な設計が可能です。
さらに、すぐに活用できるアンケートテンプレートも用意しているため、初めての方でもスムーズに運用を開始できます。
また、Salesforceに格納されたあらゆるオブジェクト(カスタムオブジェクトを含む)の顧客データに対して、大規模なメール配信ができる点も強みです。
アンケート結果をSalesforce上の顧客情報と紐づけて管理し、回答後のフォロー施策まで一貫して活用できます。
Salesforce連携アンケートツールの詳細や活用事例については、以下の資料でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
➡ Salesforceと連携できるアンケートアプリ「smilesurvey for Salesforce」
スマイルサーベイは、アンケート結果をSalesforceのデータと連携できます。
スマイルサーベイでは、さまざまなシーンでより便利にご活用いただけるよう随時アップデートを行っています。
導入のご相談や機能に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
また、まずはトライアルで使用感をお試しいただくことも可能です。



