セルフ型のアンケートツールを使って作成したアンケートを配信するには、さまざまな方法があります。アンケートツールを利用してアンケートを作成すると自動でURLが発行されるため、今回はこのアンケートURLを回答者に届ける5つの方法について、具体的な利用シーンやアンケート対象者の実例を交えて解説します。
Contents
オンラインアンケートの基本配信手順
オンラインアンケートの配信は、ただURLやQRコードを発行して共有すれば良いというわけではありません。事前の準備や設計を丁寧に行うことで、配信後の回収率(回答率)やデータの質が大きく変わります。まずは、配信前に必ず押さえておくべき3つの基本手順を解説します。
配信ターゲットの選定
最初のステップは、「誰からどのような意見を集めたいのか」という配信ターゲットを明確にすることです。 例えば、セミナーの「出席者」と「欠席者」、製品の「購入者」と「未購入者」では、抱えている課題やアンケートで聞くべき設問内容が全く異なります。
ターゲットを曖昧にしたまま一斉配信してしまうと、的外れな回答が増えたり、離脱を招く原因にもなります。まずは回答データの活用目的に合わせて対象者を正しくセグメント(分類)をしましょう。
最適な配信ルートの決定
ターゲットが決まったら、そのユーザー層に最も確実に届く「配信ルート」を選択します。 BtoBビジネスであれば日々の業務で確認されやすい「メール」、BtoCの店舗ビジネスや対面イベントであればその場でスマホから即座にアクセスできる「QRコード」、不特定多数の声を広く集めたいなら「自社サイトやSNS」など、ターゲットのライフスタイルや接触環境に最も適した動線を設計することが回収率アップの鍵となります。
配信スケジュール(日時)の設定
最後に、アンケートを配信する具体的な曜日や時間帯を設定します。 メールの開封率やSNSの閲覧率は、配信するタイミングによって大きく変動します。例えば、ビジネスパーソン向けなら多忙な週初めや週末の夕方を避け、火曜〜木曜の午前中や昼休憩明けのタイミングに合わせるなど、ターゲットが「今なら手を止めず、数分で回答できそう」と感じるベストな日時を狙って配信スケジュールを組みましょう。
効果的な5つのアンケート配信ルート
オンラインアンケートを届けるルートには、大きく分けて5つの方法があります。それぞれの特徴や、どのようなターゲット・利用シーンに向いているのかを理解し、自社の目的に最も適した配信ルートを選定しましょう。
メールで配信する
メールにアンケートURLを記載して配信する方法はリサーチの場でよく用いられている手法です。対象者が決まっており、なおかつメールアドレスを取得できている場合に利用できる配信方法です。
例えば購入者の「商品満足度アンケート」を取る場合は以下のような流れで実施します。実際に商品を購入した人やサービスを受けた人がアンケートの対象者となります。
事前に取得しておいた対象者のメールアドレス宛にアンケートURLを記載してメールを送信します。商品の使用感を尋ねたい場合には購入後一定期間たったころがタイミングとしては望ましいです。
複数回に渡って継続的にアンケートを取りたい場合にもやはりメールが便利です。また回答期限が迫った際にはリマインドメールを送り回答を催促することも可能です。
一方、サービスに関わる調査であれば期間を置かずアンケートを実施すると良いでしょう。対象者の体験内容が新しいうちにアンケートを依頼することで回答が多く得られる効果が期待できます。
このように目的に合わせてタイミングや回数を細かく調整ができる点がメール配信の長所と言えるでしょう。メール本文にはアンケートの内容など説明文を入れることができることもメリットのひとつです。
あわせて読みたい:[【回答率を上げる】アンケート依頼文・メールの書き方とテンプレート]

QRコードを作成する
スマートフォンがメインの調査ではQRコードが活躍します。アンケートURLからQRコードを作成して使います。アンケートツールによってはQRコードを発行できるものもあります。
店舗に来店した人を対象に「利用者満足度アンケート」を取る場合の例で流れをみていきます。まずはアンケートにアクセスするためのQRコードをプリントします。店舗に掲出し来店者がQRコードを読み込むことでアンケートを開始となります。その場で回答してもらいたい場合に適した方法と言えます。
また郵送物やパンフレット等の印刷物にQRコードを記載する方法もあります。回答者のタイミングでアンケートを実施できるため比較的負担は軽減できると言えます。
どちらの場合もスマートフォンの簡単な操作でアンケートに手軽にアクセスができることが最大のメリットです。
美容室やサロンなど、来店直後にその場でアンケートを取りたい業種では、QRコードとの相性が特に良いです。設問例やテンプレートは以下で紹介しています。
あわせて読みたい:[美容室のアンケートテンプレートと質問例|作成のコツを解説]
なお、「smile survey」なら、メール配信はもちろん、QRコードを作成してアンケート回答依頼ができます。導入事例をまとめたホワイトペーパーもご用意していますので、ぜひご覧ください。
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ウェブサイト上にURLを記載する
サービスサイトやショッピングサイト上にURLを設置してアンケート回答を案内する方法があります。例えばサイトなどの利用者に対してサイトの使い勝手やサービスなどの「顧客満足度アンケート」を実施する際に利用することができます。
サイトを閲覧している人全員が回答できるアンケートでよいか、サービスの利用者に絞るか、目的によって対象者の検討が必要です。 サービス利用者のみに回答してもらいたい場合は商品購入後の画面、またはログインした後にアンケートを表示するとよいでしょう。

ウェビナー終了後にURLを表示
講演や会社説明会、社員教育、商品紹介など現在では広く行われるようになったウェビナーにもアンケートを設置できます。内容についての意見や感想を集めるためウェビナー参加者アンケートが実施されています。
後日アンケートを依頼するよりも終了直後にアンケートに誘導することで回答を集めやすいメリットがあります。さらに、ウェビナー中にリアルタイムでアンケートを表示し、参加者との双方向コミュニケーションを取り入れる方法もあります。詳しくは以下をご覧ください。
あわせて読みたい:[担当者必見!インタラクティブなウェビナーを実現するリアルタイムアンケート]
オンラインミーティングツールのZoomではセミナーやオンラインイベントの終了後に簡単な「参加者アンケート」を実施することができます。
またアンケートツールで作成したアンケートURLを設置する機能も備えています。Zoomの終了画面からアンケート画面へリンクして回答を開始する流れとなります。
簡易的なアンケートであればZoomの機能で作成したものでも十分です。一方でアンケートツールを使うことで回答データを複数人で閲覧したり、より詳細な分析を実施できるメリットがあります。
用途や内容によって検討すると良いでしょう。
アンケートツールは満足度調査だけでなく、申し込みフォームや投票、説明会の出席確認など幅広い用途にも活用できます。具体的な活用ポイントは以下をご参照ください。
あわせて読みたい:[申し込みフォーム・セミナー・投票・説明会にも利用可能!アンケートツールを活用するためのポイントを解説]
コミュニケーションツールでURLを告知
リモートワークが浸透したと言える現在ではオンライン上でコミュニケーションを取ることが主流となっています。「従業員満足度調査(ES調査)」を実施する場面では社内で利用しているコミュニケーションツールを使うと便利です。アンケートURLを社員に向けてメッセージするだけで完了となります。
コミュニケーションツールのSlackを例に挙げると対象の従業員が参加しているチャンネルでメッセージとともにアンケートURLを送ります。スレッドの機能を使えば後日リマインドをする際にも便利です。またメッセージにリアクションをつけられるためメッセージを確認した人、回答が済んだ人などを視覚的にチェックできることもメリットです。
メールでは単にメッセージを送信するだけとなり一方向になりがちです。社内でアンケートを実施する場合は双方向にコミュニケーションが可能なツールを利用して手間を省き効率的に実施しましょう。

回収率を劇的に高める「回答依頼」のコツ
どんなに最適な配信ルートや日時を選んでも、ユーザーが最初に目にする「依頼文(メッセージ)」が魅力的でなければ、アンケートを開いてすらもらえません。ここでは、回答率(回収率)を劇的に高めるメッセージ作成の3つのコツを解説します。
件名と冒頭で「所要時間(例:3分)」を明記する
最も重要なのは、ユーザーに「どれくらいの時間や手間がかかるのか」をはじめに提示することです。 終わりが見えないアンケートは敬遠されますが、メールの件名や冒頭に「【所要時間1分】アンケートご協力のお願い」などと明記されていると、「1分なら今すぐ答えよう」という心理的なハードルを下げることができます。
回答をどう活かすか(目的)を正直に伝える
単に「ご協力ください」とだけ伝えるのではなく、集めた回答を何に使うのかという目的を誠実に伝えましょう。 「今後の新商品開発の参考にさせていただきます」「よりご満足いただけるセミナー運営のために皆様の本音をお聞かせください」など、「自分の意見が未来のサービス改善に役立つ」という実感が得られると、ユーザーは本音で回答しやすくなります。
思わずクリックしたくなる「文例・テンプレート」
実務でそのままコピペして使える、王道のアンケート回答依頼メッセージのテンプレートです。
件名:【所要時間3分】〇〇に関するアンケートご協力のお願い
本文: 〇〇株式会社 [お客様お名前] 様
いつも[サービス名・店舗名]をご利用いただき、誠にありがとうございます。
弊社では、皆様によりご満足いただける[製品・サービス]を提供するため、日頃から感じられているご意見やご要望をお伺いするアンケートを実施しております。
お客様のリアルな「声」を今後のサービス改善に反映させてまいりたく存じますので、ぜひ本音のご意見をお聞かせいただけますと幸いです。
🔹 アンケート回答はこちらから(所要時間:約1分) [アンケート回答画面のURL]
※回答期限:〇月〇日(〇)まで
手動配信の限界と「自動配信」による効率化
アンケートの配信や依頼メッセージの送信を、Excelのリストを見ながら毎回手作業で行う運用には、業務効率だけでなくセキュリティの観点からも大きな限界があります。
大量配信による「誤送信・宛先間違い」のリスク
メールソフトを使って手動で一斉配信を行う場合、最も恐ろしいのが「BCC」の設定漏れや宛先の指定ミスです。 万が一、他の顧客のメールアドレスが見える状態で送信してしまうと、重大な個人情報漏洩事故となり、企業の社会的信用を失墜させかねません。 また、一人ひとり個別に手動送信する運用も、件数が増えれば配信漏れやタイムラグの原因になります。
顧客アクションと連動した「リアルタイム自動配信」のメリット
こうした手作業の限界とリスクを100%排除できるのが、Webアンケートシステムによる「配信の自動化」です。 例えば「smile survey(スマイルサーベイ)」などの連携専用ツールであれば、顧客が「製品を購入した瞬間」や「イベントの参加申し込みが完了した瞬間」といった顧客のアクション(システムデータ)と自動で連動し、最もユーザーの熱量が高いベストなタイミングでアンケートメールやお礼メールを24時間いつでも自動配信・自動返信することが可能です。 手間とセキュリティリスクをゼロにしながら、圧倒的な回収率を実現できます。
アンケート配信に関するよくある質問(FAQ)
Q. アンケートメールを配信する際、最も「開封率・回答率」が高くなる曜日や時間帯はありますか?
A. 対象がBtoB(企業向け)なら「火曜〜木曜の午前10〜11時または14〜15時」、BtoC(一般消費者向け)なら「平日の20〜22時または土日の休日」が狙い目です。 月曜の朝や金曜の夕方など、相手が多忙な時間帯に配信してしまうと、他のメールに埋もれて未読のまま放置されるリスクが高まります。ターゲットのライフスタイルを考慮し、最もスマホやPCを見るタイミングを狙って予約配信を行うのが効果的です。
Q. 大量の顧客に一斉にアンケートを配信する際、注意すべきセキュリティリスクは?
A. メールの「BCC設定ミス」による個人情報の漏洩(他の顧客のメアドが見えてしまう事故)が最大のリスクです。 メーラーから手動でBCC配信を行う運用は、ヒューマンエラーを100%防ぐことが難しく、企業の信頼失墜に繋がりかねません。安全に一斉配信を行うためには、各顧客に個別の専用URLをシステムから安全に配信できる、暗号化(SSL/TLS)やPマークに対応した専用のWEBアンケートツールの利用が推奨されます。
Q. メール以外(SNSやQRコード)で配信する場合、回収率を上げる工夫はありますか?
A. 「回答画面へのクリック(スキャン)の手間」を極限まで減らし、回答後にインセンティブ(クーポン等)がその場で届く動線を作ることです。 例えば、店舗のレジ前やセット面に設置するQRコードは、スマホをかざして「1タップ」で1分以内に回答が完了するような、選択式メインの画面設計(smile surveyなど)にしておくと、離脱を防いで圧倒的な回収率を実現できます。
まとめ
オンラインアンケートは、ターゲットに合わせた適切な「手順」と「ルート」を選ぶことで、顧客の本音を効率的に集められる強力な手法です。開封率の高い日時や、所要時間を明記した依頼文の工夫を取り入れ、効果的な運用をスタートさせましょう。
とはいえ、毎回手作業で配信を管理したり、BCC送信による誤送信(個人情報漏洩)のリスクを抱えながら運用を続けるのは、効率の面でも安全性の面でも限界があります。
そこでおすすめなのが、アンケート作成から、安全な一斉メール配信、QRコード生成、回答直後の自動返信までをワンストップで自動化できるWebアンケートシステム「smile survey(スマイルサーベイ)」です。
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