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基礎知識

ダブルバーレル質問とは?アンケートで避けるべき理由と分かりやすい具体例・修正のコツ

基礎知識

本コラムではアンケート質問の作成方法をご紹介しています。誰にでもわかりやすいシンプルな質問文、選択肢が作成の最重要ポイントです。回答しやすいアンケートを作成するためのコツがわかる記事です。

アンケートを作る時にこんな不安はありませんか?
「アンケートをとることになったけどちゃんと回答が集まるだろうか?」
「どういうふうに質問を作ればいいのだろう?」
「質問に対する選択肢っていくつ用意すればいいのだろう?」

アンケートを実施する上で課題となるのは回答率です。有効な回答データを数多く回収するためにはアンケートをしっかりと作成することが重要です。
たくさんの回答を集める方法とは「回答しやすいアンケート」を作ることです。回答者がスムーズに回答できるアンケートは離脱を抑られるため回答率が高くなります。

では「回答しやすい」とは具体的にどのようなアンケートなのでしょうか。質問文、選択肢について例文を交えてご紹介します。 アンケートを作成する際にぜひお役立てください。

質問文の作り方

シンプル・明快・分かりやすい

アンケートの質問文は誰が読んでも分かりやすい文章である必要があります。読みづらく難解な文章では途中離脱の可能性が高くなり回答率が下がります。また人により解釈が異なるような文章では回答データに影響を及ぼします。

質問文に限りませんが一文の長さに比例して読みづらい文章となります。ワンセンテンスが長ければ長いほど誤解を招く可能性が高まります。また丁寧な言葉を選ぶあまり周りくどい印象を与える場合があります。

長い質問文の例

Q : ◯◯を1週間のうち、どれくらいの頻度で利用しますか。もっとも近いものを選んでください。
Q : ◯◯についてあまり良くないと思われた理由は何でしたか?

シンプルな質問文の例

Q : ◯◯の利用頻度を教えてください。
Q : ◯◯について不満な点をお選びください。

昨今ではよく耳にする「デバイス」「LCC」「サブスク」などの言葉ですが、一般的でない単語や専門用語の使用は避けましょう
質問の意味がわからない状態では無回答や適当な回答につながる可能性があるからです。誰でも意味を理解できるよう分かりやすい言葉遣いで極力シンプルな表現になるように質問文を作成しましょう。

ダブルバーレルに注意する

ダブルバーレル(Double-barreled)とは、「二連式の散弾銃(2本の銃身)」を意味する言葉です。1回のアクションで2つの弾(質問)が同時に飛び出してしまうことから、アンケート用語としてこのように呼ばれています。

以下の例は「品質」と「料金」の2つの項目が1つの質問の中に含まれています。このように2つ以上の項目が一つの質問に含まれている状態をダブルバーレルと言います。

ダブルバーレルの例

Q : 品質・料金は満足いただけましたか。

別々の質問に分ける

Q : 品質は満足いただけましたか。
Q : 料金は満足いただけましたか。

「品質」と「料金」が必ずしも同じ満足度となるかはわかりません。この場合は「品質」を尋ねる質問と「料金」を尋ねる質問とに分割します。

もし「品質は良いが、料金に不満がある」という回答者がこの質問を見たら、どちらに合わせて答えるべきか迷ってしまい、アンケートの途中離脱に繋がります。また、せっかく集計しても「品質と料金のどちらに満足している(していない)のか」が判別できず、マーケティングデータとして正しく分析・活用できなくなってしまいます。

—注意したい、もう一つのダブルバーレル例

前提の押し付けを無意識にしている

Q : テレワークが増えて運動不足だと思いますが、何かスポーツをしていますか

一見普通の質問に見えますが、「運動不足である」と「スポーツをしているか」の2つの要素が入っています。テレワークでも運動不足ではない人は、どう答えていいか迷ってしまいます。

改善例としては「日頃から、何かスポーツをしていますか?」とシンプルに聞くか、先に「運動不足を感じますか?」という質問を挟むようにしましょう。

ダブルバーレルはどちらの事柄について回答すれば良いか迷ってしまう上、正しい回答が得られません。一つの質問で聞く項目は一つにしましょう。

とはいえ、質問を細かく分けすぎると、今度は「質問数が多すぎて回答者が疲れてしまう」という別の問題(レイアウトの課題)が発生します。

その場合は、1つの共通する選択肢に対して質問を縦に並べる「マトリクス形式(表形式)」を活用すると、画面をスッキリ保ったままダブルバーレルを回避できます。マトリクス形式でよく使われる「単一選択(シングルチョイス)」の正しい設定方法や、回答率を下げない選択肢の作り方については、別で詳しく解説しています。

あわせて読みたい:[単一選択・複数選択・マトリクスの使い分け]

形式を揃える

例えば質問文の文末はアンケート全体で揃えるようにします。例えば「〜についてお答えください。」としたら質問の末尾は統一します。

「〜お聞かせください。」や「〜お知らせください。」などが一つのアンケート内で混在しないようにしましょう。一見すると質問自体には影響がないように見えます。ただし些細な言葉の違いが回答者の混乱を招く可能性があります。

形式を揃えていない質問文の例

Q : サービスの満足度についてお聞かせください。
Q : 商品の満足度はいかがでしたか。

ストーリーを意識する

ある物事について聞くとき、時系列を意識して質問を構成しましょう。

「サービスの認知」→「サービスの利用」→「その感想」というように回答者の視点でストーリーを意識して構成すると回答をスムーズに進められます。

選択肢の作り方

選択肢もシンプルに

質問文と同様に選択肢もシンプルで短いものにしましょう。長文が並ぶ選択肢は意味を確認するだけでも大きな負担となります。

また短い選択肢の中に長文が混ざっている場合には選択肢の中で目につきやすくなります。意図せず回答が長文の選択肢に集中する懸念があります。質問文、選択肢ともに長文は避けるべきだと言えるでしょう。

対象者に合わせた選択肢を用意する

回答者の性別や年齢等で回答に偏りが生じないよう設計する必要があります。さまざまな属性の回答者を対象とする場合はそれに応じて選択肢も幅広く設定しましょう。

以下の1つ目の例では「一人」で利用する人が選択肢に含まれていないため回答できません。2つ目の例では正しい頻度で回答できるように選択肢を追加する必要があります。

選択肢の順番に注意

選択肢の並び順によって回答が偏る場合があるため注意が必要です。
例えば一般的に頻度を聞く場合の選択肢は降順となります。つまり「高い」から「低い」の順で並べます。

「よく利用する」
「たまに利用する」
「どちらでもない」
「あまり利用しない」
「めったに利用しない」

金額を聞く場合は昇順となり、「安い」から「高い」順で並べます。

0〜1000円
1000円〜3000円
3000円〜5000円
5000円以上

選択肢の順序で回答が偏ってしまう例として選択肢の最初の方に回答が集中したり、数値を選択する場合は中央が多くなる傾向が出たりします。その場合アンケートツールの設定で登録した選択肢をランダム表示を活用しましょう。先入観を排除してバイアスが掛からないように設計するできます。

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➡ さらに、アンケートツールを活用すれば、手軽に本格的なアンケートを作成することが可能です。強みや導入事例をまとめたホワイトペーパーもご用意していますので、ぜひ参考にしてください。

必ずチェックを行う

まずは作成したアンケートを実際に回答してみましょう。回答者の目線で全ての質問を確認して回答します。誤字脱字のほか、分かりづらい質問がないか、選択肢は適切か、など確認していきます。アンケート作成者が気がつかないポイントもあるので社内の第三者に確認してもらう方法が有効です。また調査目的によっては男性、女性など視点を変えてチェックしても良いでしょう。

回答率をアップするためアンケートの目的、回答にかかる所要時間の記載についても検討しましょう。

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まとめ

アンケートの作成で何よりも大切なポイントは回答者が質問にスムーズに回答できることです。わかりづらかったり回答がしづらかったりするとすぐに回答をやめてしまいます。 貴重な時間を割いてアンケートに回答いただくという前提で作成しましょう。
判断に迷う時は「よりシンプルな表現」「より一般的な表現」を選ぶと良いでしょう。
有効な回答データを得るためにも質問内容や選択肢についてしっかりとチェックした上でアンケートを実施したいものです。

この記事のライター

スマサーコラム編集部

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