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基礎知識

アンケートの回答率を上げる方法とは?設問・選択肢の作り方と事前準備のコツ

基礎知識

アンケートは顧客のニーズを把握するためのとても重要な情報源です。集められた回答を分析することで、マーケティング施策の改善やサービス向上につなげることができます。

しかし実際には、せっかくアンケートを実施しても思ったように回答が集まらず、「回答率が伸びない」と悩むケースも少なくありません。アンケートの回答率を上げるためには、ただ質問を並べるだけでは十分ではありません。回答しやすい設問設計を行い、迷わず選べる選択肢を用意するなど、事前準備と工夫が重要になります。

本記事では、アンケートの回答率を高めるために押さえるべきポイントや、設問・選択肢の作り方をわかりやすく解説します。

なお、ここでご紹介する回答率アップの工夫は、顧客満足度調査だけでなく、申し込みフォームやセミナー、投票、説明会など様々な場面のアンケートにも活用できます。詳しい活用方法は以下の記事もご覧ください。

あわせて読みたい:[申し込みフォーム・セミナー・投票・説明会にも利用可能!アンケートツールを活用するためのポイントを解説]

アンケート回答率を上げるための「4つの事前準備」

漠然とアンケートを実施しても、十分な回答を集めることは難しく、時間やコストが無駄になってしまう可能性があります。アンケートの回答率を上げるためには、設問を作成する前の「事前準備」が重要です。

まずは、アンケートを作成する前に押さえておきたいポイントを整理しましょう。

調査の「目的」を明確にする

アンケートを実施する上で最も重要なのが、「目的」を明確にすることです。目的が曖昧なまま進めてしまうと設問内容がブレてしまい、回答率が下がる原因となる設計ミスにつながりやすくなります。

  • どんなデータが必要なのか
  • 回答結果を何に活用したいのか

事前に整理することで、設問や選択肢の内容がブレず、回答しやすいアンケート設計につながります。

例えば、売上向上を目指す調査なのか、顧客満足度を改善したいのかによって、質問内容や構成は大きく異なります。もし目的が定まらない場合は、まず現状の課題を洗い出すところから始めましょう。

また、目的によってアンケートの実施回数も変わります。1回で完結する調査であれば設問数を絞り、定期的に実施する場合は段階的に回答を回収できる設計にすることが大切です。

ターゲット(対象者)を具体化する

どのような人に回答してもらいたいか、事前に対象者(ターゲット)をしっかり具体化しておくことが大切です。

例えば顧客満足度調査であれば、自社の商品やサービスを利用しているお客様が対象になります。
一方で、セミナー参加者に向けたアンケートの場合は、不特定多数の参加者が対象となるため、質問内容や選択肢の設計も異なります。

対象者が明確でないままアンケートを作成すると、設問がズレて回答しにくくなり、回答率が下がる原因にもなります。そのため、ターゲット設定はアンケート設計の第一歩といえるでしょう。

必要なサンプルサイズ(対象人数)を決める

アンケートを依頼する対象人数(サンプル数)は、どの程度の精度でデータを集めたいかによって異なります。基本的に、回答数が多いほど結果の信頼性は高まります。

一方で、上限を決めずに実施すると回答データが膨大になり、集計や分析に時間がかかる点にも注意が必要です。

  • まずは目安を決めておく

よく「最低でも100サンプルが必要」といわれることがあります。これは、回答数が100件程度あると標本誤差を±10%程度に抑えられるケースが多いためです。

例えば、セミナー参加者100人にアンケートを依頼し、70%が「満足」と回答した場合、実際の全体結果もおおよそ50~70%の範囲に収まると推測できます。そのため、ある程度信頼できるデータを得たい場合は、100サンプルをひとつの目安にするとよいでしょう。

  • 簡易調査なら50サンプルでも可能

一方で、大まかな傾向を把握する市場調査などであれば、50サンプル程度でも実施できます。この場合は誤差が±15%程度になる点を理解したうえで活用することが大切です。

短期間で結果を回収したい場合や、まずは簡易的に調査したい場合は、50サンプルを基準に検討してみてください。

適切な実施期間・スケジュールを明確にする

アンケートを実施する際には、開始前に必ず「回答期限」を明記しましょう。実施期間を適度に短く設定することで、回答を忘れにくくなり回答率アップにつながります。

一見、回答期間を長く設定すれば回答数が増えるように思いますが、「いつでも回答できる状況」は後回しにされやすく、結果的に未回答となるケースも少なくありません。また回答が集まるペースが把握しづらく、集計や分析の負担が増える可能性もあります。

期限を設ける際には、アンケート実施前のページやメールなどでわかりやすく告知しましょう。
さらに回答期日の数日前に未回答者へリマインドメールを送ることで、回答率をあげる対策もできます。

こうしたフォロー施策を手間なく行うには、リマインドメール機能やサンキューメール機能を備えたアンケートツールを活用するのも有効です。スマイルサーベイでは便利なテンプレートも用意しており、回答率向上の仕組みをスムーズに運用できます。

あわせて読みたい:[アンケートの回答率を上げる方法とは?設問・選択肢の作り方と事前準備のコツ]

設問・選択肢を作成する際のポイント

アンケートの回答率を上げるためには、設問の作り方が非常に重要です。質問がわかりにくかったり、目的が曖昧だったりすると、回答者はストレスを感じて途中で離脱(未回答)してしまう可能性が高くなります。

ここでは、回答者が迷わずスムーズに答えられるアンケートを作成するために、絶対に押さえておくべき注意点や設問設計のコツを解説します。

1つの目的に対し1つのアンケートにする

基本的に1つの目的に対し、1つのアンケートを実施するようにしましょう。「売上向上」と「新規集客」など、複数の目的を1つのアンケートに詰め込んでしまうと、質問内容が散らばって回答に統一性がなくなります。
集計や分析が難しくなるだけでなく、回答者にとっても「何を聞かれているのかわからない」答えにくいアンケートになってしまいます。目的ごとにアンケートを分けることで課題が明確になり、結果的にアンケートの効果を最大限に引き出すことができます。

回答ルール(回答数)を明確にする

アンケートへの回答は「1人1回のみ」なのか、それとも「期間中に複数回回答できる」のかを必ず明記しましょう。
一般的には1回のみの場合がほとんどですが、多様な意見を集めたい場合には複数回の回答を許可するケースもあります。ただし、同じ人が何度も異なる回答を送信するとデータに矛盾が生じ、正しい分析が難しくなる可能性もあります。そのため、回答回数のルールは表紙や冒頭文で事前に明確にしておくことが重要です。

設問文はわかりやすく簡潔にまとめる

設問文は、一度読んで直感的に理解できる表現で簡潔にまとめることが重要です。質問文が長かったり、二重否定(〜ではないとは言えない、など)のような難解な表現だったりすると、回答者の脳に負担が増え、回答率が下がる直接の原因になります。業界の専門用語や社内用語はなるべく避け、誰でも迷わず答えられる言葉を選びましょう。

設問数を必要最低限に抑える

「せっかくアンケートを取るなら、あれもこれも聞きたい」と設問数を増やしすぎるのは禁物です。設問数が多いほど離脱率は顕著に高くなるため、本当に必要な質問だけに絞り込む勇気が必要です。もしどうしても質問が多くなりそうな場合は、定期的な調査として複数回に分けて実施する方法を検討すると効果的です。

過去から未来へ「時系列順」に設問を配置する

設問の並び順も、回答者の記憶のメカニズムに合わせることで負担を減らせます。基本は 「過去 ➡ 現在 ➡ 未来」 の順に並べることで、人間は思考をスムーズに整理しながら回答できます。リットがあります。選択に迷ってしまう設問では、この中立の選択肢に回答が偏る傾向があるため注意が必要です。

【答えにくい例(時系列がバラバラ)】

  1. こちらの商品を購入したことはありますか?(過去・現在)
  2. こちらの商品を知っていますか?(過去・認知)
  3. こちらの商品を今後も使い続けたいですか?(未来)

【答えやすい例(時系列がスムーズ)】

  1. こちらの商品を知っていますか?(過去・認知)
  2. こちらの商品を購入したことはありますか?(過去・現在)
  3. こちらの商品を今後も使い続けたいですか?(未来)

恣意的な質問を避け「その他」にも配慮する

アンケートは聞き方次第で、特定の回答へ無意識に誘導(バイアスを付与)できてしまうため注意が必要です。
例えば、「この商品は多くの人が満足と回答していますが、あなたはどのように思いますか?」といった同調圧力を与える恣意的な質問は避けましょう。これでは本音を回収できず、実態把握の信頼性を損ねます。また、選択肢に当てはまらない人のために「その他」を用意し、理由を書けるテキストボックス(自由記述欄)を設置しておくことも大切です。

回答率を高める選択肢作成のコツ

アンケートの回答率を上げるためには、設問文だけでなく「選択肢の作り方」も同様に重要です。

選択形式(ラジオボタンやチェックボックス)をメインにする

文字を入力させる「自由記述」が多いアンケートは、回答者に大きな負担を強います。基本的には、読み進めながらタップするだけで瞬時に答えられる選択形式をメインに構成しましょう。移動中や隙間時間でも気軽にスマートフォンから答えやすくなるため、回収率の向上に直結します。

ただし、選択肢の「尺度」には注意が必要です。例えば、以下のような一般的な「5段階評価」を設定する場合です。

  • とても満足
  • やや満足
  • どちらともいえない
  • やや不満
  • とても不満

この「どちらともいえない」という中立的な選択肢は、回答者が選択に少しでも迷った際、非常に選ばれやすい(回答が集中しやすい)というデメリットがあります。データが中央に偏ってしまい、明確な分析結果が得られなくなるリスクがあるため、あえて中立の選択肢を外し、「満足・やや満足・やや不満・不満」の4段階評価にするなど、設問の意図に合わせた柔軟な調整を行いましょう。

回答率を上げるための仕掛け5選

どんなに簡単なアンケートでも、終わりが見えないと回答者はストレスを感じて途中で離脱してしまいます。そこで効果的なのが、全体の進捗状況を視覚的に伝える仕掛けです。

【進捗バー(プログレスバー)の表示】
画面上部に「全体の何割まで終わったか」「完了まであとどのくらいか」をパーセンテージやバーで示すことで、回答者のストレスを軽減し、途中離脱を防ぐ強い効果があります。

【開始前の「所要時間」の明示】
アンケートの開始画面に「想定所要時間:約3分(全5問)」のように明記しておくことで、回答者が計画的に答えられるようになり、離脱予防に繋がります。理想は5分以内で全て回答できる量にまとめることです。以下の基準を目安にボリュームをコントロールしましょう。

選択形式設問:1問あたり5~10秒
自由回答設問:1問あたり1分前後

スマホ画面に徹底的にこだわった「UI/UXの最適化」と質問例

現代のWEBアンケートは7割以上がスマートフォンから回答されます。そのため、PC画面での見映えだけでなく、スマホでの「答えやすさ(UI/UX)」に徹底的にこだわることが回収率を上げる大前提となります。

画面をスクロールせずに直感的にタップできる適切な文字サイズやボタン配置を行い、回答者に迷いを与えない具体的な「質問例」を提示してハードルを下げましょう。

【そのまま使える基本のアンケート質問例】

  • 購入のきっかけ(選択形式): 「今回の商品を知ったきっかけは何ですか?」
  • 満足度(5段階評価): 「この商品の使いやすさにどのくらい満足していますか?」
  • 改善点の抽出(自由記述): 「商品の改善点やご要望があれば、ご自由にお聞かせください」

業種によって効果的な質問例は異なります。例えば美容室の場合の具体的な設問例については、以下の記事でご紹介していますので参考にしてください。

あわせて読みたい:[美容室のアンケートテンプレートと質問例|作成のコツを解説]

配信タイミングの厳選と件名の工夫

アンケートの存在に気づいてもらい、メールやチャットを開いてもらわなければ回答率は絶対に上がりません。ターゲットの行動パターンに合わせた配信タイミングの厳選が必須です。

法人(BtoB)向けなら業務が落ち着きやすい火曜〜木曜の午前中や昼過ぎ、個人(BtoC)向けなら平日の夜間(20時〜22時)や週末など、開封されやすい時間帯を狙いましょう。 また、イベントやセミナーの満足度調査であれば、参加者の記憶が最も鮮明で熱量が高い「イベント終了直後(当日中)」に配信することが鉄則となります。メールの件名にも「※所要時間3分」などと記載し、手軽さをアピールする工夫が有効です。

配信のタイミングだけでなく、具体的な配信手順や回答をお願いする際の文面のコツについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

あわせて読みたい:[オンラインアンケートの配信方法と手順|回答依頼のコツを解説]

未回答者を動かす自動リマインドメールの活用

アンケートが未回答のまま放置される理由の多くは、嫌悪感ではなく「後でやろうと思って忘れていた」という単なる忘却です。そのため、適切なタイミングで再通知(催促)を行うことで、回収率は確実に跳ね上がります。

とはいえ、現場の担当者が手動で未回答者をリストアップし、個別に督促メールを送るのは膨大な手間がかかります。そこで、システム側で「配信から〇日後に、未回答者だけに自動でリマインドメールを配信する」という機能を活用しましょう。運用の工数を一切増やすことなく、全体の回収率を10%〜30%近く底上げすることが可能になります。なインセンティブを用意することで、回答者のモチベーションを高められます。

モチベーションを刺激する「適切なインセンティブの付与」と感謝

回答率向上に最も直接的な効果を発揮するのが、インセンティブ(謝礼)の設置です。アンケートの規模やターゲットに合わせて、適切な特典を用意しましょう。

【従来型インセンティブ】
自社商品やクオカードなど(実物の梱包や配送の手間・郵送コストが発生)

【簡易型インセンティブ】
Amazonギフトカードなどのデジタルギフト、自社ECで使える割引クーポン(URLを送るだけでスマホ完結)

特にデジタルギフトは運用の手間が非常に少なく、回答者のモチベーションを瞬時に高められるため大変効果的です。
また、インセンティブを渡して終わりにするのではなく、アンケート終了後には必ずお礼のメッセージやサンキューメールで感謝を伝えましょう。終了画面でのメッセージ表示はその場で誠意を伝えられますし、後日送るサンキューメール」は、回答完了の確認だけでなく、顧客との次の接点(新製品の案内やコラムの紹介など)を構築する絶好のチャンスにもなります。

アンケートの回答率・回収率アップに関するよくある質問(FAQ)

Q. 一般的なWEBアンケートにおいて、回答者が途中で離脱してしまう最大の原因は何ですか?

A. 「設問数が多すぎる(回答に時間がかかる)」ことと、「スマートフォンで画面が見づらい・操作しづらい」ことです。どんなに魅力的なインセンティブを用意しても、回答にかかる想定時間が5分〜10分を超えるような長いアンケートは、ユーザーに強いストレスを与えて途中で離脱(未回答)されます。また、現代のアンケートは7割以上がスマホから回答されるため、画面がスマホ最適化されていないツールはそれだけで離脱率が高くなります。回答率を上げるには、設問数を極限まで絞り、スマホでの押しやすさ(UI/UX)に優れた専用ツール(smile surveyなど)を使用することが鉄則です。

Q. アンケートの回収率を高めるために、最も効果的な配信の「タイミング」や「時間帯」はありますか?

A. BtoB(法人向け)なら火曜〜木曜の「午前中(9時〜11時)」または「13時〜14時」、BtoC(個人向け)なら「20時〜22時のゴールデンタイム」や「土日の休日」が効果的です。 ターゲットの日常生活やビジネスの行動パターンに合わせ、メールやチャットを開きやすい時間帯をピンポイントで狙って配信することで、開封率および回答率が劇的に向上します。また、イベントやセミナーの満足度調査であれば、参加者の記憶が最も鮮明な「イベント終了直後(当日中)」に配信することが鉄則となります。

Q. 現場の手間(工数)をかけずに、未回答者からの回収数を増やすシステム機能は何ですか?

A. 指定した日数のあとに未回答者だけを自動抽出して督促を送る「自動リマインドメール機能」です。 アンケートが未回答のまま放置される理由の多くは「嫌悪」ではなく、単なる「忘却」です。手動で未回答者をリストアップして個別にメールを送るのは膨大な手間がかかりますが、システム側で自動的にリマインド(再通知)を配信できる機能を活用すれば、運用の工数を一切増やすことなく、全体の回収率を10%〜30%近く底上げすることが可能になります。

まとめ

アンケートの回答率を上げるための事前準備から、離脱を防ぐ設問設計の注意点、そして回収率を跳ね上げるための具体的な仕掛けまでを解説してきました。

アンケートの回答率を向上させるために最も重要なのは、「回答者の心理的負担(ストレス)をどれだけ減らせるか」という視点です。目的を絞り込み、時系列に沿った答えやすい設問を設計することは、質の高い本音データを集めるための確かな第一歩となります。

もし、「スマホからの回答率を劇的に向上させたい」「現場の手間をかけずに自動でリマインドを配信したい」とお考えであれば、回答率最大化に強いWEBアンケートツール「smile survey(スマイルサーベイ)」がおすすめです。

smile surveyは、本記事でご紹介した「回答率を上げる仕掛け」をノーコードで簡単に実装できる機能を豊富に備えています。

【離脱を防ぐ快適な操作性】
7割以上のユーザーがアクセスするスマートフォン画面に完全最適化。回答者がサクサク答えられるUI/UXに加え、途中の挫折を防ぐ「進捗バー」も標準装備しています。

【回収率を底上げする自動リマインド】
手動でのリストアップは一切不要。指定した日数が経過した後、未回答者だけに自動で督促メールを再配信する機能を搭載し、現場の工数を増やさずに回収数を最大化します。

【直感的な設問設計&リアルタイム集計】
高度なページ分岐(スキップロジック)をマウス操作だけで簡単に構築でき、回収したデータはリアルタイムで自動集計・グラフ化されるため、即座に次の一手へ活かせます。

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