カスタマイズ可能なセルフ型アンケートシステム

基礎知識

セミナー・ウェビナー後の参加者アンケートに!今すぐ使えるテンプレートと活用方法をご紹介

基礎知識

本コラムでは、セミナー・ウェビナー後の参加者アンケートを実施する際に得られるメリットや設問作成時のコツ、またアンケート作成時に役立つテンプレートなどをご紹介しています。
思わず答えたくなるようなアンケートを作成することで、回答数の向上が期待できます。より多くの回答を集めることができればセミナーやウェビナーの改善点を効率よく把握することができるでしょう。

セミナーやウェビナー後のアンケートには、参加者の率直な意見をダイレクトに知ることができる重要な役割があります。例えばリード(見込み客)を見つけることができたり、開催したセミナーのブラッシュアップができたり。

他にもアンケートを実施することで参加者の理解度を確認できたり、ニーズをくみ取ることで次のセミナーに活かすこともできます。

アンケートはセミナー終了後できるだけ早めに実施するようにしましょう。時間が経つほど印象が薄くなってしまい、回答の精度が低くなってしまいます。

またすぐに実施することで、アンケートの回収率もアップします。セミナー終了後すぐにアンケートの案内ができるよう、あらかじめ準備を整えておくことが重要です。

アンケートの作成は手間や時間がかかるため準備が大変ですが、アンケートテンプレートを使うことで手軽に作成ができます。あらかじめ設問がまとめられているため、カスタマイズするだけで作成から実施まででき非常に便利です。

セミナー後のアンケートは顧客のフォローアップだけでなく、自社の強みも把握できます。スムーズに回答を回収し、さまざまな施策に活かしましょう。

アンケート作成前のポイント

アンケートを作成する前に、まずは3つのポイントを押さえておきましょう。

アンケートの目的を把握する

「なぜアンケートを実施するのか?」
「回答をどのようなことに活かすのか?」

など、アンケートを実施する目的を決めておきましょう。
目的を決めてから作成に入ることで、有益な回答を得ることだけでなく今後の見通しも立てることができます。

【アンケート目的の一例】

見込み客の情報を集める

見込み客となる参加者の情報を収集することができます。
この場合、「氏名」や「メールアドレス」、「職業」などの設問項目は必須です。
見込み客のデータをもとに定期的にフォローを行うことができます。自社製品やサービスを提供している場合には購入や導入へ向けさまざまな施策を実施する必要があるため、見込み客の情報は大切なデータになります。

ユーザーの声を収集する

アンケートを実施することでセミナーに参加したユーザからリアルな声を集めることができます。そのデータをもとに要望を反映したり改善を行うなど、自社がとるべき戦略を明らかにすることができます。

ユーザーのニーズを探る

サービスや商品に対し、ユーザーが何に対してどのような悩みを抱えているのか具体的に把握することができます。
またアンケートの回答から得られるユーザーのニーズを商品開発やサービスの改善などに活用することで、顧客満足度が上がり結果として売り上げアップにも繋げることができるでしょう。

アンケートの対象者を決める

アンケートを依頼する対象者を設定しておきましょう。

一般的なアンケートの場合、年齢や性別、履歴情報などで絞りますが、セミナー後のアンケートの場合「参加者」であれば対象となります。

ウェビナーの場合は「最後まで視聴した人」を対象とすることがほとんどです。

目的によっては「初回参加者」や「リピーター」など参加回数などで絞ることもありますが、収集したい回答によって対象を変えるようにして下さい。
ただし対象者を絞りすぎてしまうと、アンケートの回答率も下がる恐れがありますので注意しましょう。

アンケート全体の構成を考える

最後まで答えてもらえるよう全体的に回答しやすい構成を考える必要があります。

アンケートはできるだけコンパクトにまとめるよう配慮しましょう。
設問数が多くなると面倒になり、どうしても回答率が下がってしまいます。

アンケートが進むにつれて回答率が低下する傾向にあるため、重要な設問はなるべくアンケートの前半に設置してください。
必ず答えてほしい設問は「必須回答設定」をしておくことで確実に回答を得られます。

また自由回答は入力が必要な分、負担が大きいため数を減らしましょう。
読み進めながら答えられる選択形式の設問をメインに設置することもポイントです。
設置する設問の形式も全体のバランスを考慮し選ぶ必要があります。

アンケート作成のポイント

次にアンケート作成時に押さえるべき2つのポイントを紹介します。

設問作成の注意点

設問は具体的な聞き方をする

例:「今回のセミナーはどうでしたか?」「セミナー内容についてはいかがでしたか?」

上記のような設問は内容が曖昧なため、回答者が困惑し離脱しやすくなります
また収集した回答の方向性にも、ばらつきが生じる可能性があるためおすすめできません。

例えば「セミナー内容で印象に残ったところはありますか?」「セミナー内容の満足度を教えてください。」など、具体的にすることで質問意図と合った回答を得られるようにしましょう。

誘導設問は避ける

答えを誘導するような聞き方も避けてください。例えばこちら。

「大変人気のセミナーですが、今後も参加したいと思いますか?」

この場合、「大変人気のセミナー」と記載があるため一方の回答に偏りやすく、正確な回答を得ることができません。

「今後もセミナーに参加したいと思いますか?」

などと聞くようにしましょう。

個人情報は必須項目にしない

セミナー実施後のアンケートは見込み客のデータを集めるチャンスです。
今後のマーケティングを行なっていく上ではよりたくさんの詳細な情報を集めたくなります。

しかし中には個人情報を記載することに抵抗がある人もいるので必須項目にせずに任意回答にすると良いでしょう。個人情報は必須項目にせず、任意回答にしておくと良いでしょう。

個人情報

個人情報保護法により企業が個人情報を収集する場合、利用目的を通知し同意を得なければなりません。
設問前に「集めた個人情報は今後の製品開発や改善に活用いたします。」などと公表し、「同意」を得るようにしてください。
「チェックボックス」でのチェックや「同意ボタン」を押してから回答に進めるような工夫もおすすめです。

また個人情報の取り扱いには下記の3つに配慮する必要があります。

  • 個人情報を取得する目的の明記
  • 個人情報の管理方法
  • 個人情報の開示有無

アンケート作成のこつ

リードやブラッシュアップに繋がる設問を入れる

アンケートは設問によって参加者のさまざまな本音を聞き出すことができます。
リード獲得だけでなく、セミナーのブラッシュアップなどにも回答を反映できるので、以下を参考に参加理由や満足度なども聞くようにしましょう。

【設問例】

  • どのような経緯で本セミナーを知りましたか?
  • 本セミナーに参加した理由を教えてください。
  • 本セミナーからどのようなベネフィットを得ましたか?
  • 今後のセミナーで取り上げてほしいテーマを教えてください。

短時間で回答できるよう配慮する

アンケートは手軽に短時間で答えられるように意識して作成してください。

全て回答するまでに時間や手間がかかると、途中で回答をやめてしまうケースも少なくありません。
できれば5~10分以内に回答が終わるよう心がけましょう。
また回答時間の目安をアンケート冒頭に記載しておくことも、回答率を高めるために効果的です。

インセンティブを用意する

インセンティブを付けることで回答率をアップさせることができます。
例えばセミナー参加者の場合、「当日のセミナー資料」や「セミナー動画」などが挙げられます。
参加後のお礼メールに添付するだけで送付できるため手間はかかりません。
特にウェビナー参加者の場合、顔が見えないということもありアンケートの回収率が低めの傾向にあります。
なるべく回答してもらうためにも、開催者側だけでなく参加者にもメリットがあると良いでしょう。

セミナー参加者アンケートテンプレート

実際にセミナー参加者にアンケートを実施する場合、以下のような設問や選択肢がおすすめです。

 今回のセミナーに対する総合的な満足度をお答えください。

  • とても不満足
  • やや不満足
  • どちらでもない
  • やや満足
  • とても満足

セミナーにご来場いただいたきっかけをお教えください。【答えは1つです】

  • 好きな製品に関するイベントだから
  • キャペーンが魅力的だったから
  • 参加費用が手頃だったから
  • テレビ等で取り上げられ話題性があるから
  • イベント内容に興味があったから
  • 当社ホームページを見て
  • 業務知識向上のため
  • 業務の一環
  • 友人や知人等の口コミ
  • 以前に参加し、また来たいと思ったから
  • その他

来場前、このセミナーに対してどの程度期待していたか教えてください。【答えは1つです】

  • 全く期待していなかった
  • あまり期待していなかった
  • どちらでもない
  • やや期待していた
  • 大変期待していた

上記のように、具体的な選択肢を用意することで回答がしやすくなります。

またこのような設問や選択肢は「アンケートテンプレート」としてすでに用意されています。目的にあわせてカスタマイズすることで、手軽にアンケートを実施することができるのでぜひ活用してみてください。

便利なアンケートテンプレート

テンプレート

まとめ

セミナーやウェビナーをただ開催するだけでは難しいリードナーチャリングも、アンケートによってフォローアップを行うことで見込み度合いを判断することができます
そのためひとりひとりに合ったアプローチが可能になります。
その上アンケート回答が数多く収集できた場合、そのデータをもとに自社サイトのコンテンツとして展開することも可能です。

単なるデータ分析にとどまらずさまざまな用途に活用することができるでしょう。
したがってセミナーやウェビナーは開催だけに注力するのでなく、その後のフォローアップまでを全体的な視点で取り組むことで最大限のパフォーマンスを発揮すると言えます。

その一環としてのアンケート実施は非常に重要な施策の一つです。

便利なテンプレートを利用すれば、アンケートを1から作成する手間もかかりません。
ぜひ活用し、スムーズにセミナー参加者へアンケートを依頼するようにしましょう。

またアンケートテンプレートは「smilesurvey」でも複数ご用意しています

  • 人口統計アンケート
  • 来店者アンケート
  • イベント参加申し込みフォーム
  • セミナー参加後アンケート
  • 従業員満足度アンケート

など目的に応じたテンプレートがありますので、製品やサービスにあわせてカスタマイズしてお気軽にご利用ください。

この記事のライター

スマサーコラム編集部

スマサーコラムはセルフ型アンケートツールsmilesurvey(スマイルサーベイ)を活用した、リサーチに関する情報や課題解決に役立つコンテンツを発信しています。