導入事例
smilesurvey for Salesforce
顧客満足度調査
株式会社 遠藤照明 様
Salesforceと連携した「お客様満足度アンケート」で
組織力アップを実現
より少ないエネルギーと資源で”人と地球にやさしい未来の光”の実現を目指す照明器具メーカー「遠藤照明」。
世界に先駆けLED照明器具を実用化。
現在は「照明事業」のみにとどまらず「環境ソリューション事業」「インテリア家具事業」を展開。世界各国に戦略拠点を設け、商業施設をはじめオフィスや工場・学校など、手掛ける分野は多岐にわたります。
今回はスマイルサーベイ導入の背景と効果について営業推進課の長江沙紀さまにお話を伺いました。
はじめに御社の事業内容について教えてください
長江さま:
弊社は大阪に本社を置く、照明器具の製造・販売メーカーです。全国主要都市に営業拠点を、国内外3拠点に自社工場があります。照明器具やインテリア家具用品の販売を通じて「高付加価値空間」を創造することを使命とし、さまざまな視点でお客さまのご要望に対して提案させていただいております。
2009年からはニーズが増えつつあったLED照明器具の製造に舵を切ったことをきっかけに、さまざまな分野を手がけるようになりました。もともと得意にしていた商業施設の他、オフィスなどのシェアも伸びております。
長江さまの所属している部署、チーム構成また主な業務について教えてください
長江さま:
営業推進課は大阪・名古屋・東京を拠点とし、メンバー6名で、営業本部のバックオフィスとして活動しています。部署としては営業施策の管理・推進、販促企画など営業支援全般を行っておりますが、私は主にSalesforceを使って顧客のマスタ管理・顧客ニーズの把握を担当しています。
業務を行う上で重要になるのが営業チームとの連携です。営業活動がスムーズに進むように日々要望をヒアリングして改善しています。そして、今期の課題として私たちの部署では「顧客の声の収集」に力を入れ取り組んでいます。
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課題
- アンケートツールの機能不足とセキュリティ面への懸念
- さまざまなタッチポイントで顧客の声を集めて活用したい
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検討
- 検討したツールの候補は5-6社
- 将来的の運用を見据えた機能の拡張性
- レスポンスの良いサポート体制
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効果
- 作業負担の軽減で新しい施策に注力することが可能に
- 展示会のヒアリングシートや各種フォームにも応用
- Salesforceとのデータ連携で広がる可能性
課 題
「お客様満足度アンケート」の回答データをスムーズにSalesforceに連携したい
アンケートツールの機能不足とセキュリティ面への懸念
弊社のアンケートシステム「スマイルサーベイ」を導入するに至った経緯についてお聞かせいただけますか?
長江さま:
はい。弊社ではこれまで年に1度の「お客様満足度アンケート」を実施していました。また各部署でも担当者単位でアンケートを実施していることもありました。社内では大きく分けて2つのアンケートツールを利用していました。
どのようなアンケートツールをご利用でしたか?
長江さま:
1つ目はGoogle Formsです。無料で使えて操作も比較的簡単なので利用していました。ただお客さまによってはアンケート回答時にセキュリティ面でご利用いただけないという問題がありました。またSalesforceとの連携がない事や、フリーソフトでのアンケートへのお客さまのご不安なども配慮し、利用を縮小していっています。
2つ目はSurvey Force(※Salesforceで利用できる無料のアプリケーション)です。Salesforceへのデータ連携はできるものの使い勝手が悪いところがネックでした。具体的には質問形式が5種類しかなかったり分岐設定ができなかったり。さらにはデータ分析にもひと手間かかったりと機能として不十分だと感じていました。
このように機能面やセキュリティ面でクリアできない課題があったり、ほかにもツールのサービス自体が終了してしまうこともあったりして社内で使うアンケートツールが定まらない状態でした。
さまざまなタッチポイントで顧客の声を集めて活用したい
課題はどのようなことでしたか?
長江さま:
顧客の声を十分に収集・蓄積できていないことは大きな課題だと認識していました。
これまで実施していた年に1度のアンケートだけではなく目的に応じてより多く顧客の声を集めることで営業の質の向上が期待できると考えていました。収集したデータを利活用するためには、顧客管理に利用しているSalesforceに情報を集約することが必要でした。
そこで、まずは「アンケート回答データがSalesforceの顧客情報と連携ができること」を条件にアンケートツールを探していました。
検 討
ツール導入後の運用イメージを明確にする
検討したツールの候補は4社
アンケートツールとして弊社サービスに興味を持っていただいたと思います。他社と比較検討しましたか?
長江さま:
4社ほどのサービスを検討していました。実は検討当初スマイルサーベイは候補に入っていませんでした。
候補に入っていなかった「スマイルサーベイ」をなぜご採用いただいたのでしょうか?
長江さま:
最初に選定した4社のサービスの検討をいざ進めていくと、どれもこちらが希望する要件を満たせないことがわかりました。
そこで検討がふりだしに戻ったところであらためてアンケートツールについて調べることにしました。ちょうどそのころ御社のスマイルサーベイがSalesforceのアプリケーションをAppExchangeでリリースしたとあったので問い合わせしました。
将来的な運用を見据えた機能の拡張性
他社と比較して「スマイルサーベイ」をどのように感じましたか?
長江さま:
実際のところ、検討の段階では理想とする運用には当時のスマイルサーベイでは機能が足りない部分がありました。導入前の打ち合わせの際に、弊社の要望を詳細に相談させていただきまして「いつ機能が追加になるのか」「その機能はどのように使うのか」などの具体的なお話ができ運用のイメージを持つことができました。ですから安心して導入を進めることができました。
レスポンスの良いサポート体制
機能面以外にポイントとなったことはどんなことでしょうか?
長江さま:
他社と比較した時に費用が安いこともポイントの一つです。
ただいくら安価であったとしてもサポート体制が不十分だと運用面でやはり不安です。継続して使い続けることを考えた時に、例えば海外のサービスでよくありがちな日本語でのサポートが受けられなかったりとか、問合せの返信が遅かったりすれば、やはり導入は難しいです。
その点で御社は導入時のやりとりでもツールについての疑問点などにレスポンスが早く的確に回答いただけたことが印象に残っています。
効 果
集計作業の効率が大幅にアップ!Salesforceのダッシュボードに自動反映
作業負担の軽減で新しい施策に注力することが可能に
実際に「スマイルサーベイ」を導入してみて良いと思った点はどのようなことでしょうか?
長江さま:
開発担当者と技術的な相談が直接できることです。現場の困っていることや課題を直接伝えて温度感を共有できるのはとても重要だと考えています。「Q&Aを見て解決してください」のような定型的な対応もあるなか、直接のやり取りはとても安心感があります。
導入前と導入後で大きく変わったことはどんな点ですか?
長江さま:
一番は集計業務です。今回の「お客様満足度アンケート」ではスコアがつけられるパーツを利用したのですが合計のスコア値の集計も自動化できました。
Survey Forceを利用していた時はSalesforceのダッシュボードに反映したいデータがうまく連携しない部分がありました。望む形にするためには、データを加工し改めてデータをインポートする必要があったのですが、こちらも自動化でき運用が楽になりました。
また、営業側が確認するSalesforce画面の変更はなかったので、アンケート回収後の営業フローに影響することなく、とても助かりました。
展示会のヒアリングシートや各種フォームにも応用
「お客様満足度アンケート」以外ではどのような場面で活用していますか?
長江さま:
展示会で社員が入力するヒアリングシートの利用を試みました。これまではヒアリングシートを紙で用意し社員が記入したものを、後日データ化していましたが、その場で入力できるフローに変更しました。
過去、Google Formsで作成することもあったのですが、より複雑な分岐設定等ができ、現場の入力負担が削減できたという声がありました。
また2023年5月に福岡のショールームがリニューアルオープンしたのですが、そこでもアンケートを実施して得たデータをSalesforceに連携しています。アンケート回答を自身の担当顧客に絞り込んで確認ができる等、営業が欲しい情報をすぐに取り出すことができ、とても助かっています。
ほかにはイベント参加の申し込みフォームとして利用しているものもあります。申込履歴などもSalesforce上で管理できるので、例えば対象者に絞って最終確認通知をメール送付するなどの作業も簡単にできるようになりました。
いろいろな場面でお使いいただいていますね。今後「スマイルサーベイ」を活用してこれからどのような施策を考えていますか?
長江さま:
はい。お客さまのお問合せ窓口としてスマイルサーベイを活用できないかと考えています。
基本的にはBtoBでビジネスを行っておりますが、HPへのお問い合わせはエンドユーザさまが利用される場合もあります。まだ検討段階ですが、お客さまが「どんな場面で」「どのような件で」など簡単に選択できるようなビジュアルを主体とした画面で回答内容を元にソリューションを提案するようなイメージです。
Salesforceとのデータ連携で広がる可能性
これからの課題はどのようなことですか?
長江さま:
お客さまの声に耳を傾けるべき場面はまだまだたくさんあると考えています。
「顧客の声」多く集めたいと考える一方でアンケートの回答率が低いこと、途中離脱率が高いことが課題です。どうすれば回答していただけるか、チームで話し合っているところです。
私たち営業推進課ではスマイルサーベイを導入して作業負担が減って効率化できたと実感しています。ただ導入してから日も浅く、まだ成果としては明らかな実感ができていません。営業チームをはじめ、集めたデータを社内全体で活用できるようにアンケートとSalesforceのデータ連携について広めて行きたいと思っています。
「こんなデータが取れるんだ」「こんな使い方ができるんだ」と社員が実感でき、そのデータを活用することでお客さまへの行動が変わるきっかけを作っていけるように、取り組んでいきたいです。
今まで、各部門で個別に収集・蓄積していた顧客の声は、限定された場所で独立したデータとなっていました。今後は、すべてSalesforceに連携させることで、蓄積したデータをさまざまな切り口から分析し、製品やサービスの質の向上へ繋げていきたいと思っています。
当初導入の目的であった「お客様満足度アンケート」にとどまらず「お問合せフォーム」や「ヒアリングシート」などアンケートツールの活用の幅を広げていらっしゃいます。社内のあらゆる部門で活用しようと試行錯誤されている長江さまからはわたしたちも思わず頷いてしまうようなご要望をたくさんいただいています。本日は貴重なお話をありがとうございました。
会社概要
社名 | 株式会社 遠藤照明 |
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事業内容 | 各種照明器具の企画・デザイン・設計・製造及び販売 インテリア家具・用品の販売 |
設立 | 1972年8月 |
従業員数 | 1,552名(2023年3月末現在) |
URL | https://www.endo-lighting.co.jp/ |